仏教学習日記『法華経講読』(4)


法華経講読4回目

 

前回、また一行飛ばしてしまいました。すみません。
きょうは、その飛ばしてしまったとことに、戻ります。

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逮² 得己利¹

己の利を逮得し
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ここを飛ばしていました。
「己の利を逮得し」つまり、自分をまず整えるという
ことでありますが、自分の一体何を整えるのかと申しま
すと、自分の心の迷いをなくすということです.    
自分が迷っていたのでは、人助けなんてできるわけが
ないですから.

迷わない心というと、それはもうすでに正覚の境地に
ある、ということかもしれません..

始めからもう一度読みます.

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如是我聞.一時仏住王舎城耆闍崛山中.
与大比丘衆.万二千人俱.

「かくの如く、われ聞けり。あるとき、仏は王舎城
 耆闍崛山の中に住したもう。」

皆是阿羅漢.諸漏已尽.無² 復煩悩¹  逮² 得己利¹   
尽² 諸有結¹ 心得²自在¹

「皆是れ阿羅漢なり.諸漏(ショロ)を已(スデ)に尽くして
 復(マタ)煩悩無く、己の利を逮得し、諸々の有結を尽くして
  心自在を得たり」
 
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ここまで、大丈夫でしょうか.  次行きます.
    

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其名曰²  阿若憍陳.摩訶迦葉.優頻螺迦葉.伽耶迦葉.那提迦葉.
舎利弗.大目犍連.阿泥樓駄.劫賓那.憍梵波提. 離婆多.
畢陵伽婆蹉.薄拘羅.摩訶倶絺羅.難陀.孫陀羅難陀.
富楼那弥多羅尼子.須菩提.阿難.羅睺羅¹.


其の名を、阿若憍陳如(あにやきょうじんにょ).
摩訶迦葉(まかかしょう).優頻螺迦葉(うるびんらかしょう).
伽耶迦葉(まやかしょう).那提迦葉(なだいかしょう).
舎利弗(しゃりほつ).大目犍連(だいもくけんれん).
阿泥樓駄(あぬるだ).劫賓那(こうひんな).
憍梵波提(きょうぼんはだい). 離婆多(りはた).
畢陵伽婆蹉(ひつりょうがばしゃ).薄拘羅(はくら).
摩訶倶絺羅(まかくちら).難陀(なんだ).孫陀羅難陀
(そんだらなんだ).富楼那弥多羅尼子(ふるなみたらにし).
須菩提(しゅぼだい).阿難(あなん).羅睺羅(らごら)
という.

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錚々たる面々です.阿若憍陳如(あにやきょうじんにょ)は
釈尊の教えを真っ先に理解し正覚者となった人です.
憍陳如が覚りを得た時、釈尊はとても喜ばれたそうです.
彼は、鹿野園で、一緒に修行した5人の仲間のリーダー格でした.

釈尊は、この霊鷲山での説法を終えたのち、大般涅槃経
説くところの、「最後の旅」に出るのですが、一節では、旅の
前に、舎利弗と目連の2大弟子との死別に耐え忍んだといいます.